ふくろうのゲームレビュー

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大航海時代(FC)レビュー~海図や相場表を自作しながらのんびり交易と海の旅~

評価(5段階)

ストーリー ☆(ほぼない)

システム  ☆☆

作りこみ  ☆☆

サウンド  ☆☆☆

難易度   ☆☆

総合    ☆☆☆☆

 

良かった点

海図や商品の相場表を自作しながら攻略するという「ひと手間」を楽しむことができる

大航海時代は、世界各地を旅しながら交易をしてお金を稼ぎ、港への投資や敵国船との戦闘によって自国ポルトガルの勢力を拡大していくというゲームです。

序盤は各地の港を周って利益の出る交易ルートを探していくことになりますが、このゲームにはフィールドの全体マップがなく、しかも港の位置などの地理が現実と異なるところがあるため、慣れないうちはフィールドを移動するだけでも大変で、なかなか行きたい場所に行けなかったりします。

そこで、航海をしながら海岸線や港の位置を自分でマッピングして海図を自作することで、船の食糧切れなどを起こさず安全かつ効率的に航海できるようになります。

交易の場面でも、港によって品物の相場が違う上に取引するタイミングによって相場が変動することもありますが、上記の画像のとおり交易画面上に表示される情報は非常に限られているため、例えば「穀物を安く買える港の名前と相場の価格」などをメモした相場表を作ることで、確実に交易で利益を出せるようになります。

また、紙とペンを使って海図や相場表を作りながら攻略していると、実際に中世の海を航海して交易しているかのような気分も味わえます。

ファミコンらしい、ゲーム外の工夫も合わせてゲーム体験として楽しめる作品です。

ゲーム中の机の上はこんな感じ

全体マップや商品の相場表がゲーム上で表示されないことが不親切で面倒くさいと感じる人もいるかもしれませんが、この「ひと手間」を加える必要があるところにファミコンのゲームならではの醍醐味があり、良さがあると筆者は考えます。

 

気になった点

ある程度攻略が進むと完全な作業ゲーに

序盤は世界各地を巡りながら手探りで航海をしていきますが、効率良くお金を稼げる交易ルートが見つかるとどうしてもそのルートばかり使うようになり、ひたすら同じ港の間を行き来して同じ品物のみを売買するようになってしまいます。

また、もう一つの遊び方である敵国船との戦闘についても、戦略性はほとんどなく、戦力を強化していれば余裕で勝利できるため、毎回同じような戦闘体験となってしまっています。

そのため、中盤以降はひたすら同じ作業の繰り返しであり、完全な作業ゲーと化しています。

もっとも、ゲームクリアまでにかかる時間がそこまで長くないことから、幸いにも、適度に作業ゲーを遊べてすっかり飽きる前にゲームが終わるという、ある意味ちょうどいいバランスになっていると感じました。

 

総評

仕事が終わって、夜中にのんびりラム酒を飲みながら遊ぶのにうってつけのゲームです。

全体的な単調さは否めませんが、作業チックなゲーム性にそこまで抵抗がない人は十分楽しめると思います。

ただ、Switchで遊べる大航海時代Ⅳの方が、ゲームボリュームが大きく出来ることが多い上に、自動操縦など便利な機能も追加されているため、初めて大航海時代シリーズを遊ぶ方にはⅣの方が良いかもしれません。

retrog.hatenablog.jp

 

今作は、ファミコンならではの「不便さ」を楽しみたい方にオススメです。

気になった方はぜひ遊んでみてください!

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