スーパーマリオブラザーズ(fc)のレビューです。
ファミコンソフトのレビューとしては1記事目となる本記事では、ファミコンソフトのうちおそらく最も有名で、最も人気が高いであろう初代マリオのレビューをすることにしました。
このゲームは、個人的にも思い入れが強く、私が初めて遊んだファミコンのソフトであり、また、今までで1番遊んだゲームであり、私がゲーム沼にはまるきっかけとなったゲームでもあります。
(既プレイの方も多いとは思いますが)本記事がこれからこのゲームを遊ぼうか迷っている方の一助となれば幸いです。
評価(5段階)
ストーリー ☆
システム ☆☆☆
作りこみ ☆☆☆☆
BGM ☆☆☆☆
難易度 ☆☆☆☆
総合 ☆☆☆☆
ストーリー
ストーリーはあってないようなものですが、みなさんご存じの配管工が魔王にさらわれた姫を助けに行くお話です。
非常にシンプルであり、「なぜ配管工が?」等ツッコミどころはいろいろありますが、fcのアクションゲームとしてはこれが普通であり、むしろこのシンプルさ故に純粋なアクションゲームとして楽しめるのかもしれません。
それにしても、任天堂は40年近くもこの超シンプルなストーリーを擦って基礎として、数々のヒットゲームを生み出し、マリオブランドを確立してきたわけであり、改めて考えるととてもすごいことだなとただただ感心します。
システム
アクションも、ジャンプ、ダッシュ、火の玉を出すのみととてもシンプルです。
しかし、ジャンプが確か5段階あり(記憶違いだったら申し訳ない)、また、ダッシュすることによりジャンプの飛距離が変わる仕様になっており、この仕様によってシンプルなアクションの割にとても奥深いゲームになっています。
特にRTAをやろうとすると、ジャンプの使い分けやタイミングが非常に重要かつシビアになってきます。
最近のゲームはシステムやイベントを大量に用意することでゲームの奥深さを出しているように感じられますが、初代マリオ等ファミコンのゲームを遊んでいると、最低限のシステムやイベントでもその調整が絶妙であれば十分ゲームとしての奥深さを出せるということがはっきり分かります(そこにファミコンの面白さ、醍醐味があるのだろうと思います)。
作りこみ
システムのシンプルさとは対照的に、このゲームには多数の隠しアイテム、ブロック、ワープゾーン等があり、それらを見つけ、攻略に活用していく楽しみがあります。
また、敵の配置について、同じファミコンのアクションゲームである魔界村等と比べると、魔界村が敵を無限湧きにして大量に敵を配置し、攻撃頻度を多くすることで難易度を上げているのに対して、このゲーム(に限らずマリオシリーズ全般に言えますが)では敵の配置が固定でありかつ少ない代わりに、絶妙に嫌な位置に敵を配置することにより難易度を上げており、配置の調整がとても上手いと感じました。
キャラの挙動についても、ファミコンのアクションゲームではキャラの挙動にクセがあり、操作が難しく、思うようにキャラが動いてくれないゲームが多いですが(ドラゴンバスター等キャラの頭身が高いゲームに多い印象です)、この点このゲームは挙動にほぼクセがなく、直感的に操作でき、快適に遊べるのも特徴です(挙動の調整が上手いのでしょう)。
ステージの種類、背景が複数用意されており、攻略が進むにつれてステージ自体の変化を楽しめる点もよかったです。
BGM
BGMは全体を通して4種類程度と少なめですが(ファミコンのゲームの中では多い方かもしれません)、いずれもとても耳に残り、また、ずっと聞いていても飽きない音楽になっています。
このゲームを遊んだことがなくてもBGMは聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
難易度
上述したように敵の配置が絶妙であり、また、残機制でありゲームオーバーになったら最初からになるため、比較的クリア難易度は高めです。
特に、初回プレイ時には難易度が高いものの、一度攻略法を見つけてしまえばクリアが楽になるゲーム(個人的にはロックマン等がこれにあたる)と異なり、このゲームは何度クリアしてもミスるときはミスる、そんなに難易度が変わらないゲームであり、遊び応えがあります(もちろんかなりやり込めばそれだけクリアは容易になっていきます)。
問題点
特にないです。
レビューとして「特にない」でいいのかという気もしますが、それほどゲームとしてのバランス、調整が完璧で、少なくとも遊んでいて問題点を感じたことはありません。
総評
シンプルなのに奥深い。ゲーム初心者から玄人まで幅広く楽しめる。
このゲームはそんな理想的なゲームの1つである、と自信をもっておすすめできます。
現在ではファミコンだけでなく、switchのニンテンドーオンラインでの配信やファミコンミニ、専用のゲームウォッチまで発売されていたりと、様々なハードで遊ぶことができるようになっているので、未プレイの方もしばらく遊んでいなかった方も、この機会に是非遊んでみてはいかがでしょうか!
ここまで本記事を読んでいただきましてありがとうございました。
また次回のレビューでお会いしましょう!
他のファミコンソフトのレビューはこちら