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悪魔城ドラキュラ 【FC】

 

今回は、悪魔城ドラキュラ【FC】のレビューです。

 

Switchのスマブラでシモンとリヒターがファイターとして参戦したため、悪魔城ドラキュラは遊んだことがなくても主人公は知っているという人は意外に多いのではないでしょうか。鎖で攻撃してくるあのキャラです。

 

なお、今回は特に攻略が難しかった5面ボスとラスボスの筆者なりの攻略方法を掲載したため、攻略に詰まってしまった方、ノーミスクリアを目指したい方は参考までに。

 

本記事がこれからこのゲームを遊ぼうか迷っている方の一助となれば幸いです。

 

 

評価(5段階)

ストーリー ☆

システム  ☆☆☆

作りこみ  ☆☆

サウンド  ☆☆☆

難易度   ☆☆☆☆

総合    ☆☆☆☆

 

ストーリー

ヴァンパイアハンターである主人公がドラキュラを倒しに行くという物語です。

夜中に単身でドラキュラ城に乗り込むというあまりに大胆なドラキュラ討伐であり、なかなかにクレイジーな設定ではあります。

 

システム

メイン武器である鎖と道中取得できるサブ武器を駆使して、敵を倒しながらステージを攻略していきます。

メイン武器については、ロウソク(マリオでいう?ブロック)からドロップする鎖を取得することで2段階進化し、それぞれ威力、鎖の長さが上昇します。メイン武器自体が進化するシステムはファミコンのゲームの中では珍しく、面白い仕組みであり、鎖を進化させるまでは敵を倒すことが難しくなっており、ゲームの難易度を上げる良い要素だと感じました。

鎖の挙動には癖があり、攻撃ボタンを押してから敵に鎖が当たるまでに若干のタイムラグがあるため、やや操作の直感性に欠けるものの、何度もコンテニューすれば慣れるためそこまで問題ではありませんでした。

サブ武器については、そのラインナップが聖水、十字架、斧、短剣、時計(時間停止機能)と、なぜか時計以外が初代魔界村の武器と全く同じとなっています。初代魔界村と異なり、ボスも含めて出現する敵のほとんどが地に足が付いているため(文字通り)、聖水がかなり強力であると感じました。もっとも、道中取得できるサブ武器は位置も含めてほぼ固定であるため、全ての武器を駆使して攻略していくという良い設計になっています。

サブ武器もロウソクからドロップしますが、メイン武器と異なり使用回数制限があるのが特徴です。武器毎に使用コストが定められており、同じくロウソクや敵からドロップするハートを集めて使用回数を稼ぐという仕組みになっています。ハートがHPではなくサブ武器の使用回数を増加させるアイテムという設定には正直なところかなりの違和感がありました。

画面構成はこの通り。非常にシンプルです(なお画像は2週目のゲーム画面)

 

作りこみ

ステージ数は1周18ステージで、1ステージあたりのマップは比較的狭いため、ゲームボリュームとしては少なめであると感じました(ただし、道中の敵やボスが強いためクリアには相当の時間を要します)。

特殊なステージギミックなどはないものの、各ステージの背景や色合いが凝っており、悪魔城としてのおどろおどろしさが見事に表現されています。

他の自機がリアルな頭身の人型であるアクションゲームの例に漏れず、このゲームの操作性もそれなりに悪い方ではありますが、魔界村リンクの冒険ほど激しいアクションが求められていないためか、あまり気にならずに遊ぶことができました。

背景の骸骨などもドットで丁寧に表現されています

 

サウンド

ステージ毎(正確には3ステージ単位)に異なるBGMが用意されており、いずれも不気味な曲調でゲームの雰囲気にマッチしており、また耳に残りやすいキャッチーなものであったためとても良かったです。

 

難易度

雑魚敵を含め飛び跳ねる敵や飛行する敵が多く、避けたり攻撃を当てたりすることが難しいため比較的難易度は高いといえます。特に5面のボスやラスボスなどは、攻略法を見つけるまではかなり苦労しました。

しかし、魔界村ほど出現する敵の数が多くはないこと、上述のとおり聖水が強力であることに加え、複数のボス相手にハメ技が使えることなどから、全くクリアできないというほどではなく、難易度については☆4としました。

 

総評

鎖という武器のユニークさに加え、難易度高めのステージが多く、アクションゲームを遊び慣れた人でも楽しめるゲームであると思いました。ステージ数が少ないことから手軽に遊べる点も魅力的です。

気になった方は是非遊んでみてください!

 

ここまで本記事を読んでいただきましてありがとうございました。

また次回のレビューでお会いしましょう!

 

以下、ネタバレを含むレビューです。攻略に詰まってしまった方のみお読みください(未プレイの方は閲覧非推奨です)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレを含むレビュー

死神(5面ボス)

聖水、2連射、それなりのハートを取得していることが前提です(5面の最初から死ぬことなくボス戦まで行ければ全て自然と取得できているはずです。なお、道中はひたすら聖水に頼っていれば楽に攻略できます)。

真ん中の足場の右端に立ち、死神の出現前から右の足場に向かってひたすら聖水を投げるとハメ殺しができます(成功すれば鎌も出現しません)。

万が一道中で死んでしまった場合には、途中のステージから始めず、聖水を取れる5面の最初からやり直した方が早いかと思います。

 

ラスボス

1段階目ードラキュラが出現するまでは歩き続け(ドラキュラが自機に重なって出現すること防止)、ドラキュラが出現したらある程度距離をとってストップし、攻撃予備動作(振りかぶるようなしぐさ)を確認したらドラキュラの方に向かってジャンプし鎖で頭を攻撃をします(この時ドラキュラの火の玉をジャンプで躱していることになります)。これをひたすら繰り返せばダメージを受けることなく倒せます。

なお、画面の左端にいれば火の玉をジャンプで回避できるため緊急避難場所として使えます(ドラキュラが左端から攻撃した場合を除く)。

 

2段階目ー出現場所に一定の距離まで近づき、出現と同時に、聖水→その場でジャンプして鎖で頭に攻撃をひたすら繰り返せばハメ殺しができます。

 

このゲームでは聖水にスタン効果がありとにかく強力であるため、ボス戦においてもその強さを存分に活用しましょう。