今回は、スーパーフォーメーションサッカー【sfc】のレビューです。
春休みで弟が我が家に遊びに来ていたのでSwitchで2人用のゲームを探していたところ見つけたゲームです。
パッケージからかなりクソゲー臭がしており、最初はお試し程度に遊んで次のゲームに行く予定だったのですが、謎の中毒性から思いのほか熱中して遊んでいました。
一般的にはクソゲーに分類されるかと思いますが、ハマる人にはハマるゲームだと思います。
本記事がこれからこのゲームを遊ぼうか迷っている方の一助となれば幸いです。
評価(5段階)
ストーリー なし
システム ☆☆
作りこみ ☆
サウンド ☆☆☆
難易度 ☆☆☆☆
総合 ☆☆☆
ストーリー
なし
システム
オーソドックスなサッカーゲームで、プレイヤーはボールに最も近いキャラを操作します。キャラの切り替えは自動で行われるため、予期しないタイミングで操作キャラが切り替わり、思うようにキャラを動かせない場面が多々あります。
「スーパーフォーメーションサッカー」というタイトル通り試合前に15種類程度の中からフォーメーションを決めることができるのが特徴です。もっとも、フォーメーションによって攻めやすさや守りやすさが大きく変わるわけではなく、このシステムをあまり活かせていなかったように感じました。
また、このゲームでは自分が操作するチームを十数か国の中から選べ、各国チームにそれぞれ攻撃力、防御力、走力のパラメータが割り振られているのですが、ブラジルやドイツは全てのパラメータがほぼ最高なのに日本などは全てのパラメータがかなり低いといった具合にチームによって強さに大きな差があるため、対戦カード次第ではチーム選択の時点で勝負がついていることもあります(ハンデ用?)。せっかくパラメータシステムを採用したのだから攻撃力は高いが防御力が低いチームを作るなどいろいろなタイプのチームがあればより面白かったのではないかと思いました。
その他、このゲームではファールをすると即レッドガード→退場となり、ファールされると必ず負傷して交代になるため、ファールが取られやすいことも相まって、試合終盤になるとピッチ上に5人しかいないなどということもよくあります。
このようにツッコミどころがかなり多いゲームですが、最大の魅力は2人対戦・協力ができるところであり、難易度の高さも相まって家族で遊ぶとけっこー盛り上がります。
作りこみ
上述の通り十数か国のチームを選択でき、それぞれにパラメータも割り振られていますが、ほとんどブラジルやドイツしか使いません(使えません)。ある意味リアル志向で(当時の)いいのかもしれません。
筆者はサッカーに明るくないのでよくわかりませんが、各国のユニフォームの色が異なっており、もしかすると当時の各国代表チームのユニフォームをゲームに反映しているのかもしれません。
サウンド
BGMは種類こそ少ないものの、試合の前半後半で異なるBGMが流れるようになっており、いずれもゲームにあったアップテンポで盛り上がる曲でした。
難易度
このゲームは比較的難易度が高く、筆者と弟が協力プレイでコンピューター相手に2日かかってやっと1勝できたほどです。
操作性はそこまで悪くはないのですが(筆者はswitchで遊んだためアナログスティックで操作できたのも大きいかもしれません)、上述のとおり予期しないタイミングで操作キャラの切り替えが自動で行われて思うようにキャラを動かせないことに加え、コンピューターのキャラがおそらく全パラメータ最大値(以上?)の設定であり、1度スライディングに失敗したキャラがすぐさま追いかけてきて再度スライディングを仕掛けてくるなどイナズマイレブンもびっくりのプレイをしてきます。
また、こちらはファールを取られやすいのにコンピューターはほとんどファールを取られず、5人対11人のように圧倒的人数不利を強いられることもよくあります。
かなり理不尽なチート具合ですが、その難易度の高さからかなりやりごたえはありました。
総評
ゲーム内容や作り込みについては正直なところスーファミのゲームとは思えないクオリティーでしたが、その割に2人対戦・協力プレイがアツく、サッカーが好きな方、家族や友人とワイワイ盛り上がりたい方にオススメです。
Nintendo Switch Onlineに加入していれば無料で遊べるため、気になった方はぜひ遊んでみてください!
ここまで本記事を読んでいただきありがとうございました!
また次回のレビューでお会いしましょう!