ふくろうのゲームレビュー

主にレトロゲーのレビューをします

Wii sports サンドバッグのコツ解説します!


今回は、Wii sports トレーニングモードのサンドバッグで高得点を取るためのコツをまとめました。

普段はこうした攻略記事は書かないのですが、このゲームでは「仕様」を知らずに普通にプレイしたのではどんなに頑張っても高得点が出せないこと、ネット上に詳しい攻略サイトがほぼないことから記事にするに至りました。

本記事が、プラチナメダルが取れない、50点台に乗らないといった方のお役に立てれば幸いです。また、遊んだことのない方も本記事を読んで興味を持っていただければ何よりです。

もちろん、本記事でご紹介する攻略法は通常モードのボクシングでも通用します。

 

 

ルールと「仕様」

遊んだことのない方のために簡単にルールを説明すると、制限時間内にできるだけ多くサンドバッグを壊すというシンプルなルールです。

この「制限時間」というのがミソで、@Wikiをはじめ確認できる全てのサイトで「制限時間1分」と記載されていますが、これは半分正解半分誤りです。

このゲームには隠れ仕様があり(筆者の検討によると)、下記記事で詳しく解説していますが、簡単に言うと連続コンビネーションを成功させると制限時間が延長されるという仕組みになっているものと考えられます。

そのため、高得点を出すためには基本的にむやみにパンチを打つのではなく、確実に連続コンビネーションを成功させるようタイミングよくパンチを打つことが肝要です。

(連続コンビネーション;このゲームではボクシングの「ワンツー」のようにリズムよくパンチを打つことで大ダメージを与えられるというシステムになっている)

 

用意する物

Wiiリモコンとヌンチャク

細かな動きを感知するというWiiモーションプラスやWiiリモコンプラスというリモコンもありますが、普通のWiiリモコンで十分です。筆者が最高記録52点を出した時も普通のリモコンを使用しました。

むしろ誤作動を避けるためWiiリモコンプラスじゃない方がいいかも…?

(追記2023.10.5:Wiiリモコンプラスは非対応ソフト(まさにこのゲーム)ではモーションプラスの機能(具体的には2+1軸ジャイロセンサー)が働かず、普通のWiiリモコンと同様の機能(同内蔵の3軸加速度センサー)しか働かないようです。(ただし、WiiリモコンプラスではWiiリモコンと異なる3軸加速度センサーが使用されていること、後継機であるプラスの方が一般に、比較的センサーの劣化が少ないであろうことを考えると、Wiiリモコンプラスの方が感知機能が優れている可能性はあろうと思います。)Wiiリモコンプラス説明書及び下記サイト参照

(なお、下記画像ではWiiリモコンプラスを使用しています)

 

構え方とパンチの打ち方

ボクシングと聞くと、身体を半身にして聞き手じゃない方で顎を守って…といった姿をイメージしますが(下記左の画像)、このゲームではNGです。

そもそもこれはゲームなので相手から顎や内臓を守る必要がないというのもありますが、より積極的な理由は以下の通り

・利き手(後ろに引いている方の手)の動きが大きすぎて、自分がパンチをしたタイミングと違うタイミングでリモコンが反応してしまう

・同様に動きが大きいため余計な動きが入りやすく、パンチの際リモコンを傾けた判定になり(リモコンを傾ける=ゲーム内キャラの身体を傾ける)、パンチ判定にならない

・疲れやすくパンチの威力が落ちやすい(=サンドバッグを壊すのにより多くの時間がかかる)

・「仕様」との関係で左右均等にパンチを打たなければならないが、半身の状態からだと左右のパンチのバランスが崩れる

実際に身体を半身にして遊んだことがある方なら、なんとなく経験があることだろうと思います。

 

ではどうするか?

筆者のオススメは、下記右画像のようにテレビに対して真っ直ぐ向き、Wiiリモコンとヌンチャクを地面と水平に持ち、腰のあたりに構え、リモコンを前方やや下に刺すように突き出すという方法です。説明書にはボディをパンチする方法として掲載されており、目の前の人のお腹をナイフで刺突するイメージです(怖い)。

この方法のメリットとしては以下の通り

・リモコンを正面に突き出すだけなので余計な動きが入らず、リモコンを傾けた判定にならない(この方法ではなったことがない)

・比較的小さい動作で済むので1分以上継続しても疲れにくくパンチの威力が落ちずらい

・サンドバッグの下部を狙える(これについては後述します)

要は、他の方法に比べてパンチ判定を出しやすい点にメリットがあります。

デメリットとしてはリモコンを垂直に持った場合と比べて若干腕を振りずらいことですかね。

「パンチを打ったらピタッと止まる」ことを意識してキレ良くリモコンを振ることでよりリモコンの誤反応を防ぐことができます。

 

この他の方法としては正面を向いてリモコンを垂直に持ち胸の前に構える方法があり、こちらの方がパンチしやすいのは確かですが、やはり動きが大きくリモコンを傾けた判定になりやすいのであまりオススメしません(が、一応この方法でも40点くらいは取れます)。

(ちなみにリモコンとヌンチャクを交互にパタパタさせるだけでもパンチ判定になります。が、さすがにそれはもはやボクシングではないし、強めに振らなければ弱パンチ判定になってしまうためあまりおすすめしません。)

なお上記方法は全てストレートの打ち方ですが、フックやアッパーであれば茶色のサンドバッグなら1発で破壊できる(確定ではない)というメリットがあります。

しかし、フックやアッパーの判定はかなりシビアである上に、打った後に1秒程度の硬直時間が発生するため、結局ストレートで連続コンビネーションを成功させた方が効率的です。フックやアッパーを狙うことはオススメしません

背景が散らかっているように見えるのは気のせいです

 

サンドバッグ破壊の目安

上記で述べたように、ボクシングの「ワンツー」のようにリズムよく連続でパンチすると大ダメージになる(連続コンビネーション)ため、基本的にこれを狙っていきます。

連続コンビネーションに成功した場合、茶色のサンドバッグなら2発、銀なら4発、黒なら5〜6発で壊せます(ただしパンチの威力が低すぎるとより多くのパンチが必要になる)。

プラチナメダル(40点以上)を取るだけであれば、体感的に6割程度連続コンビネーションに成功すればよく、上記最小回数で壊すことにそこまでシビアにならなくても良いと思います。

他方、50点以上を狙うのであれば、少なくとも9割方成功させましょう。

 

連続コンビネーションが成功しない時

パンチが出ない

パンチを打っていない方のリモコンが誤反応して、両手パンチ=パンチが出ないという状態になっていることが考えられます。キレよく両手の押し引きを繰り返しましょう。

また、モーションセンサーの劣化や故障も考えられます。できれば新品に近いものを用意したいところ。

 

サンドバッグが正面に出現せずパンチが当たらない

片方のパンチ(サンドバッグに近い方の手)は当たる場合

サンドバッグの下の方をパンチし、サンドバッグを正面の方に浮かせることで、もう一方の手のパンチも当たるようになります。上記でパンチの打ち方のメリットとして挙げた、サンドバッグの下部を狙えるというのはこれのことです。

ただし、この方法は2発で壊せる茶色には有効ですが、4発〜6発必要な銀と黒ではサンドバッグが大きく揺れた状態で3発目以降を当てなければならなくなるため安定せず有効とは言えません。下記方法で対処してください。

 

両方のパンチが当たらない場合

リモコンとヌンチャクを身体と一緒に傾けたい方向に傾ければゲーム内の自キャラも傾き、正面にないサンドバッグにもパンチが当たるという仕組みになっていますが、やっぱり上手くリモコンが反応してくれない時があるんですよね。

そのような場合には、単にリモコンを傾けるのではなく、傾けたい方のリモコン(ヌンチャク)にもう一方の手に持つヌンチャク(リモコン)をくっつけに行くという方法をオススメします。

ただし、この方法を採るにせよタイムロスが大きいため、黒色が正面に出現しなかった場合や4個以上両方のパンチが当たらないサンドバッグが出現したような場合にはリセット推奨です。

 

パンチは当たるが連続コンビネーションにならない

パンチのタイミングが遅すぎるor早すぎるので、Wiiリモコンの振動や音、画面上のゲージのアニメーションを頼りにタイミングを掴みましょう。銀色や黒色のサンドバッグであれば振動が終わると同時にリモコンを振るくらいのペースがちょうど良いかと思います。茶色ならもっと早くしてもいいかな。

お気に入りの曲のリズムやメトロノームを活用するのも有効です。

 

結び

テニスやベースボールのトレーニングであれば「とにかく練習!あとは運!」という一言で片付くのですが、このサンドバッグというゲームはそうはいかず、しかしそれ故に奥深く、ハマる人はとことんハマる良ゲーであると思います。

本記事で筆者が解説したコツや攻略法はあくまで一例であり、より優れた攻略法もあるでしょうし、プレイヤーの筋力によっても合う合わないがあるでしょう。是非自分に合った攻略法を見つけてみてください。

本記事を読んで下さった皆さまがプラチナメダル獲得や50点越えを達成できますように!

 

ここまで本記事を読んでいただきありがとうございました。

質問等あればお気軽に筆者X(@Fukuroo15340)まで!

 

とってもためになるサイト様(Wiiリモコン等の内部を見ることができます)

http://www.kako.com/neta/2013-045/2013-045.html

 

サンドバッグの制限時間の仕様について考察したもの

retrog.hatenablog.j